インドネシアはスラウェシ島「タンココ自然保護区」は手軽に野生動物を間近で観察できる素晴らしい場所です。朝と夜2回のツアーが開催され、それぞれ珍しい動物に会うことができます。今回はそんな素敵なツアーのうち朝の部の様子をご紹介します。
行き方やツアーへの参加方法については以下の記事で!
ツアー開始!
まだ暗さの残る6:00にツアースタート!夜のツアーは舗装された道が主でしたが、朝のツアーはどんどんジャングルに分け入っていきます。道なき道をいくといった感じで、夜のツアーよりは覚悟がいるかと思います。
しばらく歩いていると、どこからか「グワッグワッ」という鳴き声が聞こえてきました。ガイドさんが「Hornbillだ!」と言って鳴き声を追いかけていきます。すると...
いました!サイチョウです!これはスラウェシ島の固有種、Knobbed Hornbill (アカコブサイチョウ) ですね。オスメスが並んでとまっているのはとてもラッキーだそうです。きれいですね~。赤色がオス、黄色がメスです。
お次はフクロウ。チャバラアオバズクかな~と思っていますが、鳥には詳しくないのです!お許しあれ。
そしてカワセミの仲間。Green-backed kingfisher (チャバラショウビン)。これはオスですね。メスは茶色っぽかったです。きれいな色ですね。
ちなみにこの時点でジャングルを一時間半歩き回っています。しかしお目当てのクロザルがいない。「とりあえずクロザル探してくるからここでコウモリでも見てて」とガイドさんが木のうろを指してから、どこかへ消えていきます。
そのコウモリがこれ。種は不明です。だってコウモリいっぱい種類あるし。
こうしてさらに歩き続けること一時間半。ガイドさんのケータイにクロザル情報が入ってきました。急いでその場所へ。だんだんと鳴き声が聞こえてきます。「ワォン!」って感じでワンちゃんみたいな鳴き声だなーと思いました。ガサガサと音がする方をも上げると...
いた!遠いけど!
まあクロザル見られたからいいか。と思っていると帰り道にガイドさんが「地面に降りてくるクロザルのグループがいるけど見る?」と聞いてきました。そりゃ見るわ!ってことでついていくと...
たくさんいました!しかも至近距離!
近づいても大丈夫。人馴れしているグループのようです。
赤ちゃんもいます。クロザルでも乳首は白いんですね~
この表情です。
いやー満足満足。ということで帰路につきました。
帰り道、いつもの舗装された道の上になんとクスクスが!
これはSulawesi bear cuscus (クロクスクス) ですね。スラウェシ島固有の絶滅危惧種です。いやーラッキーです。かわいいですね~
(よく見るとかわいくないけど)
そして11:00を回った頃、ようやく宿に帰って来ました。
見られた動物
たくさんの動物が見られて大満足でした!
- クロザル
- クロクスクス
- アカコブサイチョウ
- フクロウさん
- カワセミさん
- コウモリさん
- トカゲとか大っきいクモとか
鳥はもっとたくさん見られました。カワセミの仲間も4種類見られるらしく、そのうち2種類は確実に見ました。鳥の知識がないせいで、どの鳥を見たのかよくわかりません。ごめんなさい。
まとめ
合計約5時間ほどのツアーになってしまいました。もちろん「帰りたい」と言えばそこで終わることができます。ただやはりクロザルをしかと見るまで帰れないということで、僕らは延々とジャングルをさまよい歩いたわけです。
ガイドさんもクロザルを見せないと終われない、という気持ちがあるのかとても熱心に探してくれます。鳥や動物にもすぐ気がつくし、すごいなーと感心しました。ありがとうガイドさん。
夜のツアーよりはハードなので覚悟が必要かもしれません。正直めちゃくちゃ疲れました。でもたくさんの動物が見られて大満足のツアーになったのは間違いありません。ぜひみなさんもタンココでスラウェシの動物たちに会ってみてください!
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