【インドネシア】スラウェシ島の隠れた名所!?ナエムンドゥン動物園に潜入!
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インドネシアのスラウェシ島は固有の動物がたくさんいる、野生動物の宝庫です。でも野生動物に会うためにはジャングルに入っていかないといけなくて、面倒です。そんな僕らの「あーあ、スラウェシ島の動物を集めた動物園があったらな~」という願いを叶えてくれるのが「ナエムンドゥン動物園」です。

 

ナエムンドゥン動物園とは

もともと個人のコレクションから始まったらしい小さな動物園で、スラウェシ島の固有種が集まっています。場所はここです。最寄り街は州都マナドから車で2時間ほどのビツンという街になります。

 

正式には「Taman Margasatwa Tandurusa」と呼ばれているようです。Tamanは「園」Margasatwaは「野生動物」Tandurasaは地名かな?なので「Tandurasa野生動物公園」って感じです (おそらく)。マップではこっちの名前で出るので注意してください。ただし、現地の人には「ナエムンドゥン」で通じます。

 

ビツンの郊外にあるのでタクシーかなんかで行きましょう。Grabのアプリを入れておくととっても便利です。

 

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見られる動物2019年ver.

古い情報ばかりで現在どんな動物がいるかよくわからなかったので、行ってきました。お目当ては主にバビルサです。それではどんな動物が見られたのか、見ていきましょう!!※毎度役に立たなくて申し訳ありませんが、鳥のことはよくわからないので割愛しています。すみません。

 

まずは入り口から

最初に見える建物にいるお姉さんに入場料30kRp (240円くらい)を支払います。その後お姉さんが案内してくれるようなので、ついていきます (確かに案内がないとどこからどこまでが動物園がよくわからないような動物園でした)。

 

まずは鳥ゾーン。珍しそうな猛禽類がたくさん飼育されています (適当)。でもこの「マレオ」は固有種です!親は卵を温めず、地熱で温まる場所で産卵することで有名なはずです。

 

そしてお待ちかねの哺乳類ゾーン。ここにはクロザル、クスクス、ジャコウネコがいました。

 

おそらくヒメクスクス。英名はSulawesi dwarf cuscus。スラウェシ島の固有種です。

 

こいつはジャワジャコウネコっぽいような気がします。でもジャワジャコウネコは東南アジアに広めに分布していて、スラウェシのイメージはあんまりないです。英名はMalayan civet

 

そしてキングオブスラウェシの動物、クロザルです。

よく見ると一頭のクロザルが鳥の脚のようなものを食べています。

ん!?

こいつが食ってるやつって、ここで死んでる鳥の脚だわ。ひえ~どういう状況??まあいいとしましょう。

 

そしてなんやかんやの鳥を見つつ、奥に進むと...

 

いました!!バビルサ(♀)です!

オスの牙が見たかったとは彼女の前では言わないことにしました。ちなみにオスはこれ。

 

Masteraah at German Wikipedia, 28 January 2007,[North Sulawesi babirusa (Babyrousa celebensis)] CC BY-SA

 

ご存知の通り、バビルサは牙が特徴的な動物です。どんどん伸びる牙が頭に刺さり死んでしまう個体がいると話題になりました。そのためバビルサは「自分の死を見つめる動物」なんて言われたり。

 

これが死を見つめる目か...見えてるかなぁ?だいぶおばあちゃんのようです。脚も悪そうでした。

そんなこんなで動物園は終了。

 

動物情報まとめ

見られたスラウェシの動物

  • バビルサ (♀)
  • ヒメクスクス
  • ジャワジャコウネコ (仮)
  • クロザル
  • マレオ (他にもきっと珍しい鳥がいたんだと思います。)
  • シカ、ヘビ、カメもいました。

 

以前は見られたらしいが、今はいない動物

  • タルシウス
  • アノア
  • バビルサ (♂)

 

正直、動物にあまり関心がない人がいっても、「小さくて小汚い動物園じゃないか」で終わってしまう場所です。実際にレビューなんかを読むと、そんな感じの人も多いです。しかしながら、実は他では見られない動物がいる興味深い動物園なのです。

 

タンココ自然保護区に行く際にはここによってみるのもいいと思います。バビルサ見れるし!メスだけど! (※だいぶ高齢に見えたので、もしかしたら近いうちに死んでしまうかもしれません。)

 

ただ、動物の飼育方法がお粗末過ぎる点は否めず、手放しで喜ぶわけにはいかないような、少し後味の悪い思いがしました。すべての動物園で動物福祉が実践される日がくることを願って今回は終わりたいと思います。

 

スラウェシ島関連記事はこちら!

 

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