インドネシアは野生動物の宝庫です。多くの自然保護区や国立公園が存在し、そこへ行くツアーももちろんたくさんあります。今回はそんな中で比較的簡単にアクセスでき、満足度も高い「タンココ自然保護区」を紹介します。
目次
タンココ自然保護区とは
タンココ自然保護区はスラウェシ島の北部にあり、正式名称は「タンココ・バトゥアングス自然保護区」といいます。面積は87平方キロメートルで、3つの山からなります。まあ広いジャングルです。場所はこんな感じ。
州都のマナドからは車で2時間から3時間ほどの距離です。
地図にもお示しした、保護区の北西にある村が保護区内への玄関口になるので、旅行者は基本的にこの村を目指します。村といっても旅行者用の宿泊施設が数件通りに並ぶだけの小さなものなので、保護区に行く以外の観光はほぼないです。
行き方
タクシーがおすすめ!
行き方は簡単です。多くの旅行者はマナドの空港に降り立ちます。僕もそうでした。僕の場合は空港から直接タクシーで自然保護区に行きました。タクシー費用は200K~300KRpくらいだと思います(1600円から2400円くらい)。Grabタクシー (Grab Carがおすすめ)のアプリでタクシーを呼ぶのがおすすめです。そうしないとタクシー代はもっと高くなります。
バスを乗り継いで行くこともできますが、バスターミナルが街と空港の間くらいにあって、乗り継ぎが必要なので少々面倒くさいです。なので僕は大人しくタクシーを使うことをおすすめします。Grabを使えば適正料金で乗れますし。ということでバスでの行き方は別のブログをご参照ください。
ビツン経由はいかがでしょう?
タンココのツアーは夕方と朝の2回が基本です。夕方のものは16:00頃から始まるので、間に合えば到着した日の夕方から参加できます。難しそうなら、最寄りの「ビツン」という街で一泊するのもいいかもしれません。ビツンの郊外には「バビルサ」などスラウェシ島の固有種を集めた「ナムエンドゥン動物園」があります!!
詳細はこちらの記事で!
ツアーへの参加
宿をおさえましょう
ツアーは宿泊施設が扱っています。というか宿とガイドさんががっつり提携しています。なので特にツアーの予約などは必要ありません。宿泊施設を予約しておきましょう。到着すると宿のスタッフもしくはそこに常駐しているガイドさんから「ツアー行くよね?」とお誘いがあると思います。
宿泊施設は「Booking.com」などでも出てくるので、予約は簡単だと思います。どの宿も大体条件は一緒だと思います。僕が宿泊したのは「Tangkoko Hill Cottage」という宿です。ロッジもきれいでご飯もおいしかったです。村にはレストランなどはないので宿で3食食べるのが普通です (ご飯代は宿泊費とは別に請求されます。1食60kRp=480円くらい)。
朝夜2回ツアー
前述した通りツアーは夕方16:00からと朝6:00からの2種類があり、見られる動物が違います (時間はあくまで目安で、こちら次第で変更可能です。ただ昼から見に行くとめちゃくちゃ暑いのと動物があまり出てこない可能性があるそうです。)
ツアー費用は一回あたり保護区の入場料100kRp + ガイド代300kRp = 400kRp (3200円くらい)です。朝と夜両方行けば800kRpになります (休日は入場料150kRp)。複数人で行ってもガイド料は変わらないはずなので、その方がお得ですね。
見られる動物
見られる動物は以下のようになると思います。
朝
- クロザル (ほぼ100%。見られるまでガイドが頑張ってくれると思います)
- クスクス (見られたらラッキーということですが、結構見られそうな感じ。)
- サイチョウ (上に同じ)
夜
- タルシウス (100%見られると思います。)
以上の4種類の動物がタンココの「ビッグ4」ということになります。やはり知名度はクロザルが一番でしょうか。タンココのクロザルは人に慣れているグループもあり、至近距離で観察することができます。もちろん野性味あるクロザルのグループもいますよ!
これに加えて優秀なガイドさんが動物を見つけては教えてくれます。夜はタランチュラもほぼ確実に見られると思います。朝は鳥が見られますが、僕はいかんせん鳥に詳しくないので種類の名前があやふやです。ごめんなさい。
さあタンココに行きましょう
タンココ自然保護区は手軽に入っていけるジャングルでありながら、たくさんの珍しい動物に合うことができる素晴らしい場所です。朝のツアーでは道なき道を3時間歩き続け、もう帰りたいと一瞬思いもしましたが、本当に行ってよかったと思います。
ぜひ一度、インドネシアの熱帯雨林を肌で感じてみてはいかがでしょうか。