【キルギス】トクマクでアニマルマーケットに潜入!仔羊1頭3000円から。
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キルギス共和国

家畜とともに草原をさすらう遊牧民。暮らしは厳しいのかもしれませんが、なんだか憧れてしまいますね。そんな暮らしを見たくてシルクロードをふらふらしていた僕がたどり着いたキルギス。

旧ソ連の国の1つです。キルギス人は日本人にかなり似ていることも有名でして、それを知ってかみんな日本人に友好的で心が温まります。お隣中国からの資本もインフラ系をはじめとして結構入っているようで、実際僕も中国人労働者を満載したバスでキルギスに入国しました。中国人に対する風当たりは強そうでした。

 

観光地としてはまだまだマイナーかもしれませんが、険しい山に囲まれているキルギスでは雄大な景色がいたるところに広がっており、とても癒やされます。おすすめです。

キルギスの主要民族であるキルギス人はもともと騎馬遊牧民です。ソ連時代に定住を強制され、現在は遊牧を行っている人は多くありませんが、街を一歩出ればいたるところで馬に乗って羊を追うおじさんを見ることができます。(画像は借り物。すみません)

この辺りの地域は畜産が盛んで、動物を売り買いする市場がいろんなところで開かれています。その中でもキルギスの「カラコル」という街で開かれるアニマルマーケットは規模が大きく世界第2位と言われます。誰が言い始めたのかはわかりません。ちなみに1位はウイグルのカシュガルで開かれるマーケットだと思ってます。

 

でもねカラコル遠いわ。首都のビシュケクからは日帰りできないよ。しかもね、こちとら家畜は見慣れとるんです。規模が大きいといってもメガファームの乳牛の方が多いんでしょ、とネガティブに言い訳してみたり。で、よくよく宿の人に聞いてみたら、近くでも小さめのがやってるらしい。それがここTokmok (トクマク)。これならビシュケクから東へ40 km。ちなみに地図の右の方がカラコルです。

 

というわけで市場が開かれる日曜日の早朝、ビシュケクの東バスターミナルからトクマクへ向かいました。

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いざトクマクのアニマルマーケットへ

東バスターミナルから1時間もかからずトクマクに到着。100円くらい。この辺りは公共交通機関が破格の安さ。社会主義の名残でしょうか。トクマクでアニマルマーケットの場所を聞きまくりながら進みます。宿の人とかに「アニマルマーケットに行きたい」という旨を紙に書いておいてもらうと楽ですね。

 

だんだんとケモノ臭さが強まり、鳥の断末魔の叫びが聞こえてくると到着です。

運ばれていくウシを横目に入場。もちろん無料。

人と家畜とうんちと泥が入り乱れた、なかなかカオスな場所です。

売り物のウシたち。一頭6万円くらい。破格です。

仔牛は2万5000円から

馬はやっぱり高め。この子は13万円ほどらしい。左のお兄ちゃんがいろいろ教えてくれました。

仔羊はなんと3千円から!ほんとかな?

もちろん。鳥もいます。なんていう鳥だろう...。

ってな感じでなかなかおもしろかったです。この泥は病原体の温床になってそうですけどね!ちなみに日本で肉牛を買おうと思ったら250 kgの素牛 (出荷される仔牛だと思ってください)で40万円以上でしょうか。まあ、ものによると言えばそれまでですが。馬は...詳しくないですが、キルギス辺りにいる馬はアラブ種でしょうか。現在は日本でアラブ種のせりは行われていなさそうですが、安くても20万円はきらないでしょう。廃用馬は別ですが。

 

まとめ

見慣れた家畜でしたが、電卓片手に値段を聞きながら回ったり、こいつ病気もってそう!と観察しながら回ったりしていたので楽しめました。仔羊なら買えるよ!とか思いましたが、今回は買いませんでした。いつか買って締めて食べてみたいです。

 

キルギスは人も優しいし、雄大な自然に囲まれていて観光にも向いていると思います。名産のフェルト工芸をかわいいですよ。馬を買って馬でキルギスを旅したというツワモノ旅行者とかもいるみたいです。興味のある人はぜひ行ってみてください。インドからの飛行機が安いのか、インド経由の旅人とかが多かったです。

注意点としてはニセ警官や悪徳警官などがはびこっていて、パスポートを携帯していなかったら罰っせられると脅して (これは本当) 賄賂を要求してきたりします。必ずパスポートは携帯すること、あと怪しい人にはパスポートも安易にわたさないこと。あとは血の気の多い人も多いようなので、治安が悪いエリアにはいかないようにしましょう。

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