IELTSのSpeakingは日本人にとっての鬼門です。面接官との一対一で行われるIELTSのSpeakingは周りの人の声も聞こえないため、TOEFLのように先に始めた人の声を盗み聞きするという裏技は使えません。しかし、IELTSにも裏技と呼ぶべき、得点アップのテクニックがあるのです!今回は悪あがきで点数を伸ばすためにできることをご紹介します。
Speaking裏技
IELTSスコアの提出期限が差し迫っているみなさま。藁にもすがりたい気持ち、僕にもよくわかります。僕も苦しみましたが、最終的には2ヶ月足らずでIELTSスピーキングのスコアを伸ばすことができました。早速その裏技とも呼べるテクニックを見ていきましょう!
●最近出た問題をチェックすべし!
まずはなんと言ってもこれです。IELTSのスピーキング問題は面接官が持っている冊子から出されますが、この冊子はある期間の間は同じもので、面接官がその中から選んで出題していると言われます。そしてこの冊子が更新される期間は3ヶ月ほどなどと推測されており、とにかく直近で出題されている問題は次の回でも出題される可能性が高いのです!
そしてこの直近の問題を確認するのに役立つサイトこれ
IELTS-Blogさんです。このサイトには世界各国で行われたIELTSの体験談がまとめられており、特にSpeakingやWriting対策には非常に役に立ちます。最新のIELTS試験情報は左「RECENT IELTS EXAM」から見ることができます。下図参照↓
ここで最近聞かれた問題をチェックしておきましょう。
● 立て続けに受けるべし!
すみません!これも理由は上のものと同じです。普通は力をつけてから再受験するのがベストだとは思いますが、スピーキングに関しては同じ問題が出やすいため、期間を空けずにもう一度受けてみると点数がのびるかもしれません。
地域によって使われている問題が違うという情報は未確認ですが、同じ国内の会場であれば直近の問題が再び出題される確率も高いのかな~なんて思います (まあ実際には関係なさそうですが)。
もちろん、短期間に英語力がグングン上げるということは難しいため、余裕のある人はしっかり勉強をし直してから次の受験をするべきですが、余裕がない人・短期決戦で決着をつけたい人は同じ月に2回受験することを考えてみてもいいと思います。
質問が被るは主にセクション1の話で、セクション2で同じ問題が出るのは相当ミラクルかと思います。セクション1は試験管が大体の印象から得点のあたりをつける、ふわっとしたセクションですが、ここをノリノリで乗り切れれば、あとがタジタジしていってもそこまでひどい点数にはならないような気がします。
僕はセクション1をスラスラっと乗り切ったあと、セクション2でグダつき、セクション3では軽い沈黙さえあるという感じが多かったですが、それでも得点は6.0~6.5くらいで踏みとどまりました。
● 2ヶ月の短期決戦をした僕の勉強法
僕がやったスピーキングの学習法はこれです。
- IELTS-Blogで最近聞かれている質問を抽出
- その質問に対する答えを作成
- それを大まかに暗記
- ランダムに問題を見て、ぱっと話し始める訓練をする
僕はスコアの提出期限が差し迫っていたために2ヶ月でOverall 7.0を取得する必要がありました。最終的にギリギリ達成することができましたが、スピーキングの最高スコアは6.5としょぼくれたものです。しかし、その2ヶ月前にTOEFLを受けたときはスピーキングが25点中14点だったので、Speakingに一応の成長があったとは思います。
余裕がある限り、自分の解答のストックを増やし、本番では自分の暗記してきた型にはめようという作戦でした。これによって最近聞かれている問題を網羅できるのと同時に、予想外の問題にもある程度対応できるようになります。6.5くらいを目指す人はこの方法をおすすめします。
まとめ
IELTSのスピーキングは苦しいですが、最近の出題に目を通すことで有利に受験できる試験だと思います。ぜひ過去問や体験談を有効活用してみてください。
ここで紹介したものはあくまで小手先のテクニックです。やはりしっかり勉強して力をつけるのが目標達成への近道であることは言うまでもありません。みなさまが目標スコアを達成されることを願っています。